パプリカと鉄コン筋クリート

二本上映の名画座で見てきた。『パプリカ』は二度目、『鉄コン』は初見。
『パプリカ』は初回と変わらず、いまさら夢と現実なんて90年代トラウマな恥ずかしいテーマを扱ってる意味が見出せなかった。
やってることは旧ルパン11話の現金輸送車を騙すトコとあんま変わらない気がするんだよなー、現代の技術使ってるだけで。
あと今氏はギャグが上手いという認識だったので、個人的にはハズしまくりの前半に少し驚いた。
ただ以前聞いた「パプリカはアニメ業界人に対する嫌がらせ」ということを片隅に見てたら
少女が敵の悪意を吸いこんで、よく分からないうちに物語終了というデウス・エクス・マキナは、
なるほどー日本じゃ美少女が神様の役だよなー、とその点は面白かった。
その後、大学行ったら教授が『パプリカ』の体が引き裂かれるシーン流してて
「ここで刑事がエヴァのラストと同じく、気持ち悪いと言います」と講義してた。
それとイマジナリーラインの説明をする作品とイマジナリーラインをわざと無視しまくった作品を同時上映しなくても。