別冊宝島 僕たちの好きだったオタク

もはやアニメを見さえすれば誰もがアニメオタクを名乗れる時代となりましたが
知識や観察眼を必要とする作画オタクの人たちからは
そんな風潮を拒むかのように昔気質なオタクの匂いがしてカッコよいです。憧れます。
去年はハルヒブームであんま話題にならなかったけど、桜蘭高校ホスト部に対して
ボンズで五十嵐か」と反応する人と「腐女子向けか」とスルーし、その後「まさか良作になろうとは」と発言する人とで
二分していた感があって、今のオタ状況を体現しているなーと思っておりました。
後者の人たちはアニメには制作者がいるのだということを意識せず、純粋に作品を楽しんでいるわけで
誰もが意識していたであろうクリエイティヴな奴が偉いというオタクヒエラルキーから開放されていて、
それはそれでうらやましいなーと思う所存であります。
彼らは「コイツはおれより絵が上手い」とか「おれよりも文章が上手い」
などといったことは思わず、ただ単に作品を一緒に楽しめる仲間を求めているわけです。
天はオタの上にオタを創らず。