コミケへ行けばオタが死ぬ。

今までサークル入場しかしたことがなく暇になったらその場でカタログ読んで買いへ行くという活動しかしてなかったので一度は一般入場せんとアレかなーと始発電車に乗り込んだけどコミケ日の始発電車ってオタばっかなのね。いやオタじゃない人もいるんだろうけど全員がコミケ目当てに見えてしまう。まさかこの老人もか、と内心ビクビクしてた。バーナム効果だ。乗り継ぎ駅で早くもコミケ名物走るオタを見られたのでコミケに行く理由の8割はそこで済んでしまったが帰るのもなんなので国際展示場へ。
そこでコミケ暦の長いサークル部員と合流。分かりやすく言えばマクミラン大尉のような人でオタの隙間をぬって次々と人を抜かす、かといって走るなどといったルール違反は決して犯さず競歩選手のように舞う姿は美しく、そのうえケータイを忘れカタログも何も持ってないおれのためにブースをメモした地図まで用意してくれる気遣いには、男として友情を越えた何かが芽生えそうでヤバイよー次回のコミケ腐女子のネタにされちゃうよーと困ってたが、地図をタップ穴の開いた紙に印刷したのは原画集ばっか買うおれへの嫌がらせだと気付いたので覚めた。
行列の中、先達に色々話を聞いていると「普段のコミケでは隙間をつくって歩くオタはいない、今回の参加者はヌルオタだ!」と憤っていたが普段は完売しないと聞いたカタログも売り切れてたので初参加の人が多かったのかな。あと人ごみの中で会話してると「話し相手ではなく、周りにいる無関係な人を笑わせたい」という病気が出てハイテンションになり頭のおかしいことを言ってしまう人間なので必死で耐えてたら、相手に連絡が入り「サークル入場者の一人が来られなくなったので急遽売り子をやることになった」と出てってしまった。うわー死んだ。マクミラン大尉死んだ。結局オタの群れで一人開場を待つハメに。てーかまわりが喋ってるのに一人黙っている状態ってつらいんだよー。畜生、つまんねーオタトークが嫌でも耳に入ってくるぜ。お前の影響受けたアニメ話なんて聞きたくないんじゃ。タイトルが四文字のアニメ以外見たことないのか貴様! と心で毒づきながら待ってたのでオタ酔いした。やはり一日に見るオタの数はロフトプラスワンの収容人数くらいが限界だ。その上おしっこ行きたくなっちゃって、しかし入場して最初に向かう場所がトイレなのもアホらしい。まぁコミケだから漏らしても「コスプレですよーほらあのキャラですよー」とか言えばゴマかせるので無視して色々回った。
一番印象に残った出来事はエスカレーターで降りる際に後ろの男女が喋っていたんだけど男が「でも君15歳でしょ若いよねー」と言った瞬間、前にいたオタどもが一斉に振り返って女を視姦した光景。秋葉原でおにーちゃん事件*1を彷彿とさせる素晴らしいイベントだった。いや、正直言うとおれも見たよ、そりゃ見るよ15だもん。ただおれは勢いつけすぎて首を360°回転させてしまい結果オーライだっただけで。こんな所でマイクロソフト社への信仰心を発揮せんでもなーと思いながらエクソシスト状態をどうしようと悩みながら帰宅。
あとやはり、なぜオタはコミケの購入物を晒したがりますか? を実践するまでがコミケだろうと思うので晒そう。結構買ったのにエロ同人が一冊もないのは偉い。

*1:2003-02-26に詳しい