『かんなぎ』第9幕のBパート面白かった。

かんなぎ』見てるんだけど本編は期待していたのと違う感じだったので他の場所で盛り上がろうと思い『らき☆すた』のEDイントロクイズに引き続き『かんなぎ』でも「クイズ! 誰が描いたでSHOWか?」を披露してオタを惹きつけるのが上手いなー。ズーム倍率が高い時に担当したイラストレーターを当てれば高得点だ。『ef』だと絵が出る前にエンドロールで名前分かっちゃうから楽しみ半減だもんなー。などと楽しむ日々を送っていた。
第9幕のAパートも「ざわざわ」とかやってるんで、うわーまたパロネタかよー。カイジのパロディなんてアニメーション研究会連合の上映会で2年くらい前にブーム過ぎたことやってんじゃねえよ。研連化するテレビアニメだよー。あーでも研連上映会ってやっぱある種の最先端ひた走ってるんだなー、最近の上映会はパロディ減ったし。ってことは数年経てばテレビアニメでやけにオタ用語出てきたりする嫌な状況は終わるのかなー。と、どうでもいいこと考えながら見ていたらBパートでめっきり雰囲気が変わったので驚いてしまった。
一瞬で主人公の部屋へ移動してたり、過去のないナギとざんげちゃんだけ背景が白かったり、ナギの帰宅で切断されたテンポが二人きりになることでまた戻ったりと、色々面白かった。とくに印象に残ったのが、山本寛監督がよく使ってきた、登場人物がフレームに侵入したりフレームを分割する直線を乗り越えたりすることが出てきたところ。
今回だとざんげちゃんが脈絡なく突然フレームインして登場人物と視聴者を驚かせるわけだけど、家の侵入に成功したざんげちゃんも、新たに出現した写真というフレームを突き破ることができず、主人公と沢城みゆき・二人だけの世界を崩せなかったってとこがよかった。しかもざんげちゃんの侵入は作中に出てくるテレビのフレームが地震速報のL字テロップによって侵入される形で予告されていて、さらにそのテレビを沢城が消してしまうことで今回のざんげちゃんに対する勝利すらも予告されていて痺れた。幼馴染の沢城から見ればナギも主人公を狙う侵入者だから「テレビ=ナギ L字=ざんげ」で二人とも殺したいってことかなーコワイナー。*1あー襟を正して見なければ。

*1:でもナギだけ分割する直線は描かれているけど乗り越える瞬間が描かれてないんだよなー。まー気付いたらなんか書こう。