フランス

いくらアニメを見てもモテないことに最近気付いたので、それならフランス映画でモテモテさ。と思い『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』を見てきた。うーん、よく分からんがオシャレだぜ。それに女優の露出度が無駄に高いぜ。さすがフランス。ジュテーム。どんどんモテモテになっている気がするぞ。ラ・マン。そしておれのモテポイントがボルテージに達しようとした瞬間「オラなんだかワクワクしてきたゾ!」の声が劇場を包み込んだ。
もしや偶然劇場にいた野沢雅子がおれに欲情し雄叫びを上げてしまったのか。とあたりを見回すもメガネの姿は見えず。その間も悟空の声は響き続ける。いったいどういうことだ。フランス映画を見ていてもアニメの呪縛からは逃れられないのか。オフィス野沢の呪いなのか。
しかしどうも幻聴ではないようなので落ち着いてスクリーンを見てみると、ピアノの調律をしている人の隣で主人公のショタ君がゲームをしているという構図が。何のゲームかは映っていないのだけど、時折交じるSEから『ドラゴンボールZ』の格闘ゲーであることがわかった。なんだよーゲーム音かよーと安心したが、かなり重要だと思われる長回しのショットなのにピアノの調律音に交じり「かめはめはー」とか「カカロット」とか馴染み深い声が聞こえるので気が散る気が散る。しかしどうしてゲーム音声が日本語なんだ。フランスは外国映画を上映する場合、字幕ではなく吹替を使う国だと聞いたけれど、ゲームは吹替しないのか。まさか主人公のショタ君はカオス館フランス支店で日本版ゲームを購入するようなゲーオタだったのかなー。あーでもそもそもこの映画ってフランスが舞台なだけでフランス映画ではないんじゃ、と色々思ったがまぁいいや。