ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

「ヱ」や「ヲ」や宣伝チラシが電柱だったので心配していたけど、今では厳しい部分がかなり排除されていて面白かった。
前半は間違い探し。信号が発光ダイオードだとか、やっぱミサトさん漫符は消えてるとか、新録だから初登場時のゲンドウのテンションが普通だーとか思いながら見た。シンジ君のウジウジ具合も抑えられているので、エヴァを見るとあの頃の自分を思い出し、劇場内で零号機のように頭をぶつけたくなってしまう人も安心。
ビデオパッケージに明朝体で書かれていた一連のキーワードも極力使わないようにしたんじゃないだろうか。
今さら「パターン青」とか「目標は完全に沈黙」とか「シンクロ率41.3%」とか言われても、うわー何? ネルフって勤務中アニメ用語で喋っちゃうようなオタ雇ってるのかよーとしか思わんもんな。でも「あなたは死なないわ」とかはさすがにカットできないので、なんかエヴァエヴァのパロディーをやらされてる感が出てた。制作者側もそこらへん分かっているのか意外なほどアッサリさせようとしているんだけど、見るほうとしてはやっぱ、でるか、でるか、でたぁー! と構えてしまう。


絵も結構変わっている気がして特に煙が現代風になってたけど、綾波の色付き乳首が二度も出てくるのは個人的に辛かった。おれはアニメで意味もなく乳首が出てくると動揺するタイプの人間なので*1二回目のサービスっぽい乳首には怒り心頭。そんなサービスいらねえよ、おっぱいはもっと神聖なものでそんなポロポロ見せていいモンじゃねえだろ、観客の脳や同人誌にまかせろよー。想像力のない糞オタに媚びてんじゃねーぞ。いや、でも今までエヴァを見てきた人間からすると綾波の裸はブラクラみたいなもんだからサービスじゃなくて嫌がらせなのか。
あと何か予告編に出てきたツインテールメガネで盛り上がっている人多いけど、お前ら本当にオマンコ大好きだなーと。これもおれ自身の問題なんだけど登場人物の女性比率が高いアニメって真面目に見る気になれないんだよなー。実は男であって欲しい。
話としては後半の部分を見てゲンドウもちゃんと成長させる気なのかなーと思った。TV版では突然つな引きしたり、いたずらに息子を褒めたり、女食いまくったり、そのくせ可愛いところもあったりとよく分からない人だったので。

*1:カヲル君が己の逸物を誇示しながら登場するカットは全然平気