TENGAとアニメーションの融合、それが『TENGA.ニメ』だ!

河口湖の湖畔でH氏と釣りをしていたら、なぜかTENGAの話題を振られてしまった。どうも卒論ゼミでTENGAが俎上に載ったらしく「オナニー格差社会の到来だ!」と酷くお怒りの様子だった。値段が一本1000円もする上に使い捨てであることが氏の逆鱗に触れたようで「最高のオナニーを楽しもうと思ったら1000円×365日×3回で年間100万以上かかる計算になるんだよ!」と声高に叫んでいた。二十歳を越えてもなおハイアベレージを保つ氏に畏敬の念を覚えながらTENGAを使用したことのない私が「そんなに気持ち良いの?」と尋ねると「『他のゼミ生』が言うには本物よりも良いらしい」との答え。なぜ『他のゼミ生』のところで声が1オクターブ上がったのかは疑問ではあったが『使い捨て』・『本物よりも気持ちいい』という特徴を耳にし、アニメーションとの奇妙な類似を見逃すことはできなかった。
女性器を模して作られたのにも関わらず本物以上の快感を生み出すことに成功したTENGA。それは三次元よりも二次元が良いとまで言わせてしまうアニメーションと似ているのではないか。現実の女性を模したはずのアニメキャラが時に本物以上の魅力を備えてしまう。そんな状況をアニメファンである私たちは幾度となく目にしてきた。使い捨てである点もそうだ。私たちはあれほど愛したはずであるアニメキャラを、まさにオナホールのように1クールで使い捨てしてきたではないか。そして同じ要素を持つTENGAとアニメーションが幸運な邂逅を果たせば、両者の持つ魅力をさらに引き出せるのは確実だ。だが、どうやって。オナホールとアニメがどのようにして出会いを果たすのか。
そこで特典商法に目を付けた。近年ではDVDの購入特典も多様化しており、女児用ランドセルまでもが特典にされると聞く。私はその分野に関する知識が暗いため、大学から貰った返還義務のない奨学金をDVDに注ぎ込んでまで業界を支えているH氏にそのことを尋ねた。確かに様々なものが使われるようで、中には女児サイズのスクール水着を特典とし「サイズが小さいので無理をして着ないで下さい」との注意書きが添えてあるものすら存在するという。
なるほど、この売り方は使える。今から『マクロスF』の人気ヒロイン、ランカ・リーを例に販売方法を説明しよう。TENGAの側面にランカ・リーのキャラ絵を貼り付け、DVDの特典として「ランカ・リーのオマンコを完全再現!」の煽り文句で売り出す。そうすれば世の中のオタは保存用と使用のためにDVDを二本買うことが義務付けられ売上倍増間違いなし。問題点として実際に使用したオタが「ランカ・リーのオマンコはこんなにユルユルじゃない!」と股間TENGAをぶら提げたまま駆け込み訴えに来るケースを想定できるが、スタンダードよりキツめのブラックTENGAを採用することで避けられるだろう。もし仮に同居している親に見つかった場合も痛ンブラーとして誤魔化すことも可能なので購入者側も安心だ。さらにアニメーションでは人気ヒロインの年齢がかなり若い場合もありうる。その際は極小のTENGAを封入し「サイズが小さいので無理をして挿れないで下さい」との注意書きを添えればノープロブレム。これは行ける。
ジャパニメーションTENGAニメーションと名を変え、再び世界を席巻する日も近いのかもしれない。